[Editor's Diary] Serendipity, BTSジミンを通じて知った美の再発見

prologue

新しく刺激的なものでなければ、目を大きく見開いても、流してますイメージ一枚さえ心に残せない今日このごろだ。しかし、昔のものの中で意外にも見直されたアイテムに気がつくのは意外と楽しいものですね。普段、服の着こなしが上手で有名なBTSのジミンで話題になったママカサールの「アビーロード（AVI-ROD）コレクション」がそうだ。ジミンの独特の視点で表現されたイヤリングはやはり視線をとらえ、再び商品の価値にスポットを当てるきっかけとなった。

アビロードコレクションはママカサールの20/SSコレクションで発売した「節制されたディテールと自分だけの明確な視線、クラシックな美しさ」を表現している。男女の区別なく着用でき、誰かの個性を損なわないような柔軟でウェアラブルなデザイン構成、そしてブランドが持っているユニークなデザイン的感覚と使用性を逃さなかったママカサールのベストコレクション。デジタルネイティブのためにデザインしたママカサールのアビロードコレクションを再認識させたBTSジミンの着用イメージをきっかけに、ママカサールの過去のコレクションに改めてスポットを当ててみようと思う。

BTSジミンの着用で話題になったイメージ。ふんわりとした明るいカラーのニットにゴールドカラーのアンバランスなイヤリングを着用し、トレンディでダンディーなムードと高級で優雅なジミンの魅力が引き立つ。 (画像出典:amondzshowroom)

# 2020 S/S Avi-Rod Collection

デジタルという概念抜きでは到底コミュニケーションが難しいこの頃。

電話やメール、手紙を通じて少し遅く静的に疎通した過去と違い、デジタルを通じて誰かと対話をするということは、早くて多くの対話をできることは良い点が多い。しかし、デジタルというフレームを通じて姿を見せることができるという長所がある一方で、見せたい自分だけを見せるということが多くなるということ。

（時計回りに）アビーロードローイングフープアンバランスシルバーピアス-イエロー、アビーロードツーラインクラシックローイングブレスレット、アビーロードツーラインクラシックローイングリング、アビーロードツーラインクラシックローイングネックレス

ママカサールのAVI-RODコレクションはデジタルネイティブ、節制された美しさとクラシックな美しさを追求するが、自分を表現するにあたっては譲歩しない人々のためのジュエリーコレクションだ。二列レイヤリングやアンバランスイヤリング、棒をモチーフにして面白く表現した構成は日常の中のファッショナブルなアイテムとして遜色ない。

ママカサール 21 SS AVIROD Look Book

2019 F/W Grip Collection

未来には全体の群衆を虜にするトレンドは、これ以上出てこないと言われている。それだけ、1人1人の趣向が尊重される時代になったわけだ。男性のためのファッションなのか、女性のためのファッションなのか、あるいはどんなペルソナを設定して作ったデザインなのかが重要ではない。私たちが着目しなければならない点は、多くの人々が口にする言葉の中で完全に私自身の好みが鮮明になるようにすることだ。

<2021 Holiday Collection ビハインドカット> (イメージ出典:amondz showroom)

(左から)グリップブリットポイントチョーカーネックレス、グリップミニラウンドノーズシルバーイヤリング

「Load the gun! Get a grip」をスローガンに掲げたママカサールのGripコレクションは、ジェンダーレスファッションを好みとする人々のために銃弾のモチーフをメインに面白く解したコレクションだ。グリップ（GRIP）は、銃や弾丸のような破格的なシルエットのディテールを活用し、モダンコンテンポラリーコンセプトに解き放ち、男女問わず一緒に楽しめるように個人の趣向に集中して構想したコレクションラインだ。

# 2021 H/S Like a Flower Collection

美しさについての定義は、時代が変わるたびに変わり、基準も分からないが、確かなことは、私たちは美しいすべてのものを「愛している」という事実。誰かは自然なままが最も美しい姿だと言うが、現実的に認められる美しさは飾られて作られたものがはるかに多い。さてママカサールが表現した美しさはどうだろうか。

<2021 Holiday Collection ビハインドカット> (イメージ出典:amondz showroom)

2021年夏、MAMACASARはファッショニスタでありインフルエンサーのキム·ナヨンさんと「Likea Flower」というテーマで愉快な「花」と商品の価格とアイデンティティを表す「タグ」を中心にデザインモチーフを展開していきました。商品タグを愉快に表現したデザインや自然な質感をそのまま生かした非定型シェイプで作られた花の模様、そして重厚なシルバーで構成されたアイテムは、典型的な枠ではなく自分だけの道を愉快に歩もうとするブランドムードがよく表れています。ママカサールの美しさは多彩だ。